ニューバランスジャパンは、「現代の名工」であるシューズ職人の三村仁司氏による計測・カスタムシューズ受注サービスを始めた。米ニューバランスと三村氏が主宰するシューズ工房「ミムラボ」は、1月にグローバル・パートナーシップ契約を締結しており、これに基づき「NBミムラボプロジェクト」を開始。今回の計測・受注サービスはこの一環となる。
第1弾は16、17日に、ランニング特化店として17年6月にオープンしたニューバランス銀座店で開いた。今後、1~2カ月に一度の頻度で三村氏が店頭に立つ。
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店内に特設コーナーを設置し、三村氏が希望者の足の計測とカウンセリング、トレーニング指南をし、カスタムシューズを提案する。参加者一人あたり約1時間で、料金はシューズ代含め3万6000円。
カスタムシューズのベースとなる靴は、提携以降、三村氏とニューバランスジャパンのフットウェアプロダクト部が共同開発した「ミムラボハンゾー」。12月に初めて市販する共同開発モデルのひな型になるもので、「夏開催の東京五輪を見据えて通気性と軽量性に配慮した」(三村氏)という。受注時には走り込み用、マラソン用など5種類のソールを用意し、目的に応じて三村氏が選んだ。
◆原宿でもカスタム
ニューバランスジャパンは、直営店内でのカスタムサービスに力を入れている。4月末にリニューアルした原宿店では、4階に「カスタマイズラウンジ」を設置。米国製のカスタムシューズを提供するサービス「NB1」に加え、店内で購入したTシャツなどに刺繍やプリント、マーキングを施し、オリジナルアイテムを作ることができる「NBラボ」も始めた。