イオンモール長久手、9日グランドオープン

2016/12/09 17:25 更新


 イオンモール長久手(愛知県長久手市)が9日、グランドオープンした。長久手市は名古屋市東部に広がる人口急増エリア。市民の平均年齢は37・7歳。若い街のヤングファミリーがメインターゲットだ。2棟構成で総賃貸面積は5万9000平方㍍。

 郊外モールに活発に出店してきた大手アパレルや専門店チェーンは少ない。そのかわり約200のテナントのうち、愛知県からの出店は41店。既存のイオンモールに比べ地元勢が目立つ。「ローカリゼーション」がリーシングのキーワードになっている。ヴィレッジヴァンガードは既存業態に加え、バーガーショップも出店、岡崎市のプロジェクトファイブはレディスのセレクトショップとスーツケース専門の新業態を出した。名古屋に本拠を置くヤマダヤは「クローブ」と服を扱わない新業態の「コンディモン」を2店、隣りあわせで出店している。

 業績好調な製造業が盛んで、若い労働力はメーカー志向が強いと言われる。優良な顧客は多いが、販売員の確保は難しい土地。大手が人材が集まらず出店を見合わせる中、地元専門店の人材確保の優位性を示している。

プロジェクトファイブの「フレンチブリュ」
プロジェクトファイブの「フレンチブリュ」
ヤマダヤの新業態「コンディモン」
ヤマダヤの新業態「コンディモン」


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