《私のビジネス日記帳》アヤメと私 髙木麻衣

2024/01/24 06:25 更新


 タカギは祖父が創業し、祖母であり、2代目代表の髙木アヤメが会社を大きくしました。創業当初は生地メーカーでしたが、縫製が得意なアヤメによってサニタリーショーツの前身である生理帯の生産を始めました。60年代から紙ナプキンが日本に浸透してきたことから、併用して使用するサニタリーショーツを開発し、オリジナル生地と高品質の縫製を組み合わせた〝本物の物作り〟で70年代から90年代にかけてGMS(総合小売業)や通販会社を中心に販売を拡大し、会社も大きく成長しました。

 14年に私はタカギへ入社したのですが、古くからの取引先へ訪問すると、当時を知る方から、祖母の様子を教えて頂きました。当時は数少ない女性経営者として会社を成長させるため、プライベートを犠牲にして仕事に没頭していたのだと感じました。

 4代目代表として私も女性経営者になりましたが、祖母を尊敬する半面、私は祖母のような働き方はできないと考えています。会社が成長できるよう全力を注ぎますが、3人の娘たちの成長を近くで見ていたいという気持ちもあります。それは私だけではなく、働く女性は誰しもが考えることだと思います。だからこそ、女性と男性が同じように活躍できる社内制度を整えなくてはならないと考え、16年からテレワークやフレックス制度を導入し、今では多くの社員が利用しています。

(タカギ社長)

「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。

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