「マルベリー」新コレクション サステイナブルを意識

2021/12/03 10:59 更新


二酸化炭素の排出量が世界で最も少ないレザーを使用

 「マルベリー」は、生産過程における二酸化炭素の排出量が世界で最も少ないレザーを使用し、英国サマセット州にあるカーボンニュートラルを実現した自社工場で製造された新たなコレクションを発表した。スコティッシュ・レザー・グループのメンバーであるムーアヘッド・タンナリーとのパートナーシップにより誕生した限定カプセルコレクションだ。

 ブランドのアイコンバッグであるソフトスモールアンバリーサッチェルを、ホリスティックなアプローチにより、サステイナビリティー(持続可能性)を意識したモデルへとアップデートした。今年初めに発表したマルベリーの再生・循環型ビジネスモデルへの転換への意欲的な取り組みを宣言するマニフェスト「Made to Last」の理念を反映したコレクション。透明性の高い地域密着型のサプライチェーンを通して、原料の調達から最終製品に至る全工程を英国国内で行うというコンセプトを他に先駆けて実現した。

 透明性とトレーサビリティー(履歴管理)を徹底的に確保し、コレクションに使用されるレザーの原皮は全て英国およびアイルランド国内で調達している。スコットランドのグラスゴーから約24キロ郊外にあるムーアヘッドの工場で、なめし、加工、仕上げを施したレザー素材を使い、サマセット州の自社工場で、職人が一つひとつ丁寧にバッグを仕上げる。

 コーンフラワーブルー、コーラルオレンジ、ブラック、チャコールの4色、各店とmulberry.comで販売する。税込み12万3200円。

関連キーワードサステイナブル



この記事に関連する記事