24年秋冬デビューの「ムッシャン」 肌に心地良くフィットするセカンドスキン

2024/04/08 15:00 更新


 24年秋冬にデビューする「ムッシャン」は、肌に心地良くフィットするセカンドスキンの考え方をベースに、構築的に作り上げていくレディスウェアだ。デザイナーの木村由佳は、文化服装学院を卒業後、国内のデザナーブランドで4年間経験を積んだ。昨夏、「エムエーエスユー」を運営するショーキが母体となってブランドを設立した。

 ファーストコレクションは、ブランドの始まりとして有無相生にまつわる循環に着目し、亡くなった人が蘇生するために体をこの世に残すミイラをイメージ像として発想を広げた。

 「肌に布が密着する感覚が好き。肌になじむことをメインに考える」と木村。布を重ねて、女性らしい体の線を強調する。ボディースーツ(税抜き2万9000円)やレギンス(5万3000円)、タイトフィットのTシャツ(2万7000円)は優しい肌触りのカシミヤ混ハイゲージニットを使う。曲線のカットでボディーコンシャスに見せつつ、解放的な柔らかさを持った繊細さが光る。

ムッシャン

 その考え方はアウターの構築にも反映される。ダウン仕様のライダーズジャケット(8万5000円)とパンツ(7万8000円)のセットアップは、部分によって中わたに替え、動きやすさと量感を調整する。「形によるストレスは自分の内面に映ります。着る人がストレスを抱えない洋服を作っていきたい」と話す。

ムッシャン


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