良品計画は11月17日、東京・板橋に大型路面店「無印良品板橋南町22」を開店する。半径5キロに150万人が住む都市型の生活圏モデルで、良品計画が近年出店を増やしているスーパーマーケット隣接店だ。
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トイレットペーパーなど毎日使う日用品や都内産の野菜や生花などを揃えるほか、地域のコミュニティーセンターの機能も備え、普段使いの店としての浸透を狙う。
4階建てで売り場面積は関東最大級の約3900平方メートル。メインの食品と日用品は2階にあり、生鮮食品や店内調理のデリ、店舗限定で初めてハンバーガーやクラフトビールなども販売する。ナッツ類の量り売りも行う。イートインできるオープンテラスやイベントスペースもある。
3階は衣料品や生活雑貨を集積する。全国で初めて洗剤を量り売りするセルフサービスコーナーがあり、ヘアケアの量り売りも行う。衣料品は低価格な下着や靴下などを中心に、買い物の場面などを想起させるコーディネートを紹介する。4階は家具やインテリアを揃える。初めて3Dプリンター2台を置き、ペットボトルのふたを開けやすくするなどの自助具4種類をその場で製造販売する。1階は日用品を山積みにして売るほか、車に乗ったまま商品を受け取れるサービスを初めて行う。
良品計画は9月に板橋区と「地域活性化等に関する包括連携協定」を結んだ。区が推進する「絵本のまち板橋」に同調して選んだ絵本も販売する。