無印良品 衣料品72品目値下げ 価格適正化でセール減らす

2020/10/02 06:29 更新


常時買いやすい価格にすることでセールに頼らず売り切る仕組みを目指す

 良品計画は無印良品で販売する衣料品の価格を10月2日から値下げする。天然素材を使ったシャツやニットなどのカジュアルウェアや靴下、パジャマなど72品目。常時買いやすい価格にすることで、期間限定の価格引き下げやシーズン終盤のセールを減らす。12月末には衣料品で第2弾の値下げも実施する。

 在宅勤務の拡大を背景に、自宅で過ごす時間が増えたことを受け、普段着として着用することの多い衣料品の価格を見直した。9月3日から靴下3足を790円から690円(税込み)に値下げした。

 10月2日からは値下げ品目をさらに増やす。長袖Tシャツは1480円を990円に、ウール・シルク混のクルーネックカーディガンやストレッチチノパンツは3990円を2990円に、綿のインナーTシャツは990円を790円に、パジャマは4990円から3990円に値下げする。

 オーガニックコットンやリネン、ヤクウールなど環境に負荷をかけずに栽培、収穫した天然素材を使った衣料品を増やしており、そうした商品の価格を素材調達ルートの見直しや生産拠点の集約化で引き下げている。

 今後も衣料品の値下げを定期的に実施し、会員向けに割引販売する「無印良品週間」を除き、シーズン中の期間限定値下げやシーズン終盤のセールでの値下げは減らしていく考えだ。



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