ミラノウニカ26年春夏 日本パビリオンの出展者数が過去最大

2024/10/25 11:30 更新


「日本素材の素晴らしさをアピールする絶好の機会」と期待する(前回7月展、マルコ・ベルトリ写す)

 来年2月に開かれる国際素材見本市のミラノウニカ(MU)26年春夏展で、日本パビリオン「ジャパンオブザーバトリー」(JOB、日本ファッション・ウィーク推進機構〈JFW推進機構〉とジェトロが共催)の出展者数が過去最大となった。加えて、MUが国外企業の単独出展を初めて認め、日本から小松マテーレが出る。

(関麻生衣)

 直近数回は出展者数を伸ばし、26年春夏展は55社が決まった(前回7月展は41社)。

 JFW推進機構の審査を通過した47社(新規12社)と、ジェトロが出展3回未満の企業を対象にした支援プロジェクト「JOBネクストbyジェトロ」の8社(4社)で構成する。

 展示面積は980平方メートルで小松マテーレのブースを足すと1000平方メートル以上となり「想像できなかった規模」(古茂田博JFW推進機構事務局長)。「MUは来場者が近年大幅に増えている。日本の素晴らしい素材をアピールする絶好の機会」と期待する。

 小松マテーレは以前からロロ・ピアーナやリモンタ、ティントリア・エミリアーナなど伊メーカーとの連携や協業を積極的に進めてきた。

 「そのかいもあり、自社の海外事業がまるで伊メーカー^であるかのように評価されたと分析」し、「MUに認知された日本初の企業との自負がある」と話す。「地元出展企業と肩を並べ、今後もイタリアと世界各国からの来場者に独自素材を提案し続ける」と意気込む。

■出展者

伊藤忠商事繊維カンパニー、宇仁繊維、エイガールズ、小原屋繊維(初)、KAJIF-MUTSUMI TEXTILE(カジレーネ、ムツミテキスタイル)、キラリ(初)、京セラドキュメントソリューションズ(初)、KYOTO TEXTILE(タンゴ・オープン、タイヨウネクタイ=初、とみや織物=初、藤田染苑=初)、桑村繊維(初)、興和、湖東繊維工業協同組合(麻絲商会、大長)、近藤紡績所(初)、齊榮織物、サンウェル、サンコロナ小田(初)、柴屋、ジャパンブルー(初)、スタイレム瀧定大阪、shoichi、スパイバー(初)、双日ファッション、瀧定名古屋、タキヒヨー、チクマ、帝人フロンティア、デビス、東紀繊維、東レインターナショナル、東レウルトラスエード事業部、畑岡/足羽工業所、尾州ウール・コレクション(国島、ササキセルム=初、中伝毛織)、広島県織物工業会(山陽染工、篠原テキスタイル)、HOKKOH with MINAMI(北高、ミナミ)、福井県繊維卸商協会(日装)、フジサキテキスタイル、ブラック&トヨシマ(ブラック、豊島)、ベルテックス、JOBネクストbyジェトロ(カポックジャパン=初、キュアラボ、三政テキスタイル=初、シャンブレー、日本蚕毛染色、丸萬=初、明林繊維、ユメテックス)



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