副資材のモリト、廃漁網100%糸を生産開始 ケミカルリサイクルで高品質

2024/04/11 06:27 更新


「ミューロン」には日本国内で回収された漁網を使う

 副資材のモリトは、サステイナブル関連プロジェクト「リデコ」の一環で廃漁網由来100%のケミカルリサイクルナイロン糸「ミューロン」の生産を始めた。ミューロンの生産に用いた廃漁網は日本国内で回収された物で「日本の海洋環境保護に貢献する」とコメントした。販売は5月に始める予定だ。

 ミューロンは廃漁網を活用し、ケミカルリサイクルの工程を経て作られた糸。これにより、「高品質で安定した繊維の開発を実現」した。ミューロンの原料はトレーサビリティー(履歴管理)を確保しており、「どの地域で回収された廃漁網かわかる」ことも特徴とする。

 今後、「海とつながりのある複数の大手ブランドで採用され、製品化を予定」しているほか、GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)の認証取得も検討している。

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