定休と年末年始連続休業、小売で実現?

2015/08/26 08:23 更新


 モリパークアウトドアヴィレッジは3月の開業時から毎週水曜日を定休日としているが、今年の年末年始についても施設全体の連続休業を検討している。今後、テナント企業などとの協議を行って決める。

 商業施設が定休日を増やす傾向にあるが、毎週定休日を設けているところはほとんどなく、加えて年末年始の連続休業日を検討しているところは珍しい。今のところ「3日連続」を検討しているようだが、実現すれば流通小売業界に新たな話題を提供することになる。

 毎週水曜日を定休日(祝日の場合は翌日)としたのは「従業員の働く環境をしっかり整えることで営業時間中のモチベーションを上げて臨む」姿勢を明確にするのが狙い。実際の営業時間は午前11時から午後8時までで、基本的な人員配置はワンローテーションとしている。

 施設がアウトドアスポーツ専門店の集まりであることもあって「トレッキングやカヌー、キャンプなど顧客から専門的な知識や経験を要求されるだけに、人手不足もあり、余裕をもって人員配置ができる店は多くない」という状況を考慮してのこと。

 また、余暇を楽しむスタイルを提案・提供する業態であることから「自らもトレッキングなどを楽しむ時間を提供し、その体験を顧客に伝えることでより信頼関係が生まれ、新たな顧客サービスに生きる」という考えからだ。

 いわゆる「専門店がより専門性を高め、専門店としての姿勢を日常的に磨き上げる環境を提供する」こともディベロッパーの役割の一つと考えている。こうした姿勢が着実に浸透し、全国から客を集めており、施設全体の売り上げ、来場客数は予想を上回る順調な滑り出しとなっている。

続きは繊研新聞で

 



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