帽子の水野ミリナー カテゴリー拡充や販路開拓を強化 アパレルとの連動深める

2025/06/30 06:27 更新NEW!


新ブランド「レリケイク」で多様なスタイルを提案

 帽子メーカーの水野ミリナー(東京)は、カテゴリーの拡充や販路開拓を強めている。25年秋冬物からは新ブランド「レリケイク」を立ち上げる。帽子にこだわらない「様々なカルチャーのピースを、様々な視点から再解釈した新たなスタイル」を提案する。アパレルとの連動も深めており、帽子の提案にとどまらない広がりを見せている。

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 レリケイクはまずは得意分野の頭からネック周りアイテムとして、バブーシュカを企画する。「ビンテージやレトロブームとともにファッションアイテムとして注目されている」として様々なシルエットや使用の仕方が可能で、シンプルで汎用性のあるバブーシュカを提案する。

 表がシャギー、裏がチェックのリバーシブル、薄手で軽く柔らかいウールガーゼやチェックのジャカードなど、布帛とニットを揃える。税抜き6800~1万1500円。ECを中心に百貨店販路などを狙い、期間限定店も考えている。今後はアイテムを拡充する。

 ライフスタイルブランド「グランマ・ママ・ドーター」では、同ブランドがデニムを中心としてブルーを基調にリブランディングしているのに合わせ、水野ミリナーが展開する帽子も、デニムなどボーイッシュな要素を取り入れた。また、UV(紫外線)カット加工や遮光、遮熱など細かい機能を付け、裏地を綿100%ローンの生成りに統一するなど新たな取り組みを始めた。

「グランマ・ママ・ドーター」などでアパレルとの連動を深める

 アパレルとの連動では、キュリアスデザイン(東京)の「パルクアン」でウェアとのコーディネート提案が進んでいる。また、新たな展示会への参加を考えており、認知度向上による新規の販路開拓や新規客獲得を強める考えだ。



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