三越日本橋本店、腕時計の勢いさらに

2015/08/21 06:46 更新


 三越日本橋本店の腕時計が好調だ。6月の売り上げは前年比88%増、7月が40%増、8月は18日まで70%増で推移した。円安によるインバウンド(訪日外国人)需要の拡大に加え、「国内客の消費増税後の買い控えが薄らいできた」(竹ノ内浩昭特選宝飾営業部長)ため。「50万円~100万円台のボリュームに変わりはないが、200万~300万円を買い求めるお客が増えている」といい、一品単価が上昇している。

 19~31日まで本館7階催事場で「第18回ワールドウォッチフェア」を実施中。増加する訪日外国人と富裕層を取り込み、勢いを加速させたい考え。売り上げは前年比約10%増を見込む。

 同フェアは約1500平方㍍の会場に国内外の50ブランド、総額50億円を超える商品が揃った。目玉は日本の時計メーカー「ミナセ」とクリエーターの金川恵治が協業し、同店の象徴である天女像をモチーフにした腕時計(302万4000円)。最高額はスイス「ピアジェ」の1億8036万円。ジュエリーの「タサキ」が初めて発表したウォッチコレクションも販売している。

ワールドウォッチフェアでは国内外の50ブランドを揃える



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