三井不動産、日本橋でにぎわい創出 地元と共同で

2018/04/13 04:28 更新


3月20日に開業した日本橋ムロホンビル3

 三井不動産が東京・日本橋の地元商店と共同して取り組む「日本橋ムロホン賑(にぎ)わいづくりプロジェクト」が本格的に始動した。同社は地元と一体となって「日本橋再生計画」を進めている。日本橋の室町一丁目と本町一丁目エリア(ムロホンエリア)で営業する老舗や風情ある街並みを残しつつ、個性的な店舗を誘致して、にぎわいを創出し景観美化を推進する。

【関連記事】東京ミッドタウンの3月期 過去最高の売り上げへ

 日本橋では「残しながら、蘇(よみがえ)らせながら、創っていく」をテーマに、官民が一体となって「日本橋再生計画」を進めていて、三井不動産は推進メンバーの一員。現在第2ステージが進行中で、「産業創造」「地域共生」「界隈(かいわい)創生」「水都再生」をキーワードに複合機能を持つ街づくりを進めている。

 推進プロジェクトの「界隈創生」の取り組みとして、三井不動産は地元有志と一体となった街づくり検討組織「室一本一にぎわいの会」での様々な活動を通して、エリアの再活性化に取り組んでいる。ムロホンエリアでは再開発とは異なる手法で、地域の特性を生かした街づくりを進める。飲食・物販店舗やベンチャー企業誘致の受け皿として「日本橋ムロホンビル」を展開している。3月20日に3棟目の日本橋ムロホンビル3が開業した。

 日本橋ムロホンビル1には1~2階に飲食店、3~5階にライフサイエンス系のベンチャーキャピタルを誘致、日本橋ムロホンビル2には割烹料理店、日本橋ムロホンビル3には日本橋に本社を構える耐熱ガラスメーカーのHARIO(ハリオ)が物販(アクセサリー)とカフェの併設店を開店。今後も地元と共同してにぎわい創出を進める。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事