三井不動産、ECブランド支援で新たなOMOプラットフォーム開始

2024/05/01 18:00 更新


 三井不動産は、統合コマースプラットフォーム「イーシーフォース」を提供するスーパースタジオ(林紘祐社長)とともに、ECブランドを同社SCと物流サービスで支援する新たなOMO(オンラインとオフラインの融合)プラットフォームの提供を開始した。

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 ららぽーとなどのSCで、OMO型の期間限定店の開設を支援する。6月からラゾーナ川崎プラザとダイバーシティ東京プラザで開始、順次導入施設を広げる。三井不動産とスーパースタジオが東京・渋谷のレイヤードミヤシタパーク内で共同運営するイーシーフォースを活用したECブランドの期間限定店ゾーンでの顧客データ分析などのノウハウを生かすとともに、期間限定店プラットフォーム「ショップカウンター」を運営するカウンターワークスと連携する。

 併せて、EC事業者の物流を「リアル・デジタルの両面でワンストップで支援する」サービスを開始。全国の倉庫をネットワーク化したフルフィルメントサービス「オープンロジ」を使用し、提携先倉庫約70社に対しての物流業務のアウトソーシングを可能にした。また、イーシーフォースとのAPI連携でシステムを利用するEC事業者がサイトでの受注情報の取り込みと倉庫への出庫依頼の自動化を可能にした。加えて、同社物流施設「三井不動産ロジスティクスパークⅢ」のEC事業者向けのシェアリング型自動倉庫とオープンロジの連携も検討する。

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