三井アウトレット仙台港、近隣施設と連携

2016/09/29 06:36 更新



 三井不動産商業マネジメントが運営するアウトレットモール、三井アウトレットパーク仙台港(仙台市宮城野区)は近隣施設と連携した地域活性化策に取り組み、広域からの集客と売り上げにつなげている。今後も地域連携を軸にした販促の強化と店舗の入れ替えによるMD活性化を進め、16年3月期に達成した過去最高売上高の更新を目指す。

 同SCは08年9月に開業。店舗面積は約2万平方㍍で、店舗数は約120店。11年3月の東日本大震災の被害を受け、営業を一時休止したが、営業再開後は順調に売り上げを伸ばしている。前期売上高は約131億円(前期比約8%増)で、4期連続で増収を達成した。

 「強みであるスポーツ・アウトドアブランドを軸に、高感度ファッション・雑貨から飲食まで幅広く揃えたMDが支持されていることに加え、地域で一体となって集客策を進めてきたことが実った」(石田勝也所長)という。

 昨年7月には近隣に〝街の復興のシンボル〟として、東北最大級の水族館「仙台うみの杜水族館」が開業し、来街者が増加、開業前から相互販促に取り組み、売り上げに大きく寄与した。周辺の道路や鉄道など交通インフラが整備された効果もあった。

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