テイクアンドギヴ・ニーズ「ミラーミラー」、廃棄予定のドレスをアップサイクル

2022/12/06 10:59 更新


1着のドレスに平均5着の廃棄予定ドレスを使用したアップサイクルドレス

 ウェディングプロデュースのテイクアンドギヴ・ニーズ(東京、岩瀬賢治社長)のドレスショップ「ミラーミラー」は、廃棄予定のウェディングドレスを生まれ変わらせたアップサイクルドレスを9着製作した。12月下旬からレンタルを開始する。

 ミラーミラーでは品質保持のため、一定回数以上着用したドレスを廃棄してきたが、環境の面から長年の課題としていた。課題解決の手段として、アップサイクルの取り組みを開始した。

 製作したアップサイクルドレスは9着。レンタル期間を終えて廃棄予定だったドレスを1着ずつ手作業で解体後に、布地やレース、ビーズなど状態の良いパーツを選別し、新しいドレスとして再構築した。袖の布地を胸元に使用したり、首元から袖にかけて複数のドレスのレースをつなぎ合わせて配置したり、スカート生地を袖やトレーンに仕立て直すなど、1着につき平均5着分のパーツを組み合わせた。

 これまで培ったスタッフのクリエイティブな発想と、パターンメイキング、縫製の知識や技術を生かして完成した。

デザインの多彩なドレスを9着製作した

 アップサイクルドレスの一部は12月11日、横浜の「ボールパークファンタジア2022」のSDGs(持続可能な開発目標)イベント内で披露する。同社はイベントのSDGsパートナーとして参加しており、ロスフードを活用したメニューの提供や、使用済みコルク栓をアップサイクルした製品の販売、ロスフラワーを使ったワークショップなども行う。



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