ミント神戸 改装で「本物志向のライフスタイル提案」へ

2018/10/11 06:30 更新


 神戸・三宮の複合商業施設のミント神戸は今秋、06年の開業以来となる大規模改装を実施し、4日改装オープンした。主力対象の20~30代女性に加えて40~50代ファミリー層の獲得を狙いに、子供服やスポーツといった欠落業態を新規導入するなど「本物志向のライフスタイル提案」を強化した。

 グラウンドフロアの2階および3階は高感度セレトクショップの集積度を高めた。2階は「ドゥーズィエムクラス」を新規導入し、「ユナイテッドアローズ」が「ビューティ&ユース」を含めた総合ショップとして改装オープンした。3階はメンズ・レディスの「アダムエロペ」「ジャーナルスタンダード」を新規導入した。4階はスポーツ、服飾雑貨で「フレッドペリー」「ソラ」を新規導入し、「金子眼鏡店」「クラチカ・バイ・ポーター」などが改装した。5階はファミリーをテーマに「エヴァムエヴァ」や「マーキーズ」「ダッドウェイ」などを新規導入した。このほか6階に「マザームーンカフェ」などを導入した。11月下旬には8階に「叙々苑」がオープンする。

 改装は、JR三ノ宮駅前立地で全体に客単価が高く、飲食を中心に幅広い年代層が利用していることから、対象客層を広げて館内の買い回り性をさらに高めることが狙い。「客単価を上げる戦略」と位置づけている。また、顧客セグメントに合わせたDMや上顧客向けサービスの強化を主目的に「ミントポイントカード」を新規発行した。初年度10万人以上の会員獲得を目指す。改装により、100億円規模の年間売上高に対して「5%強の増収」を見込んでいる。

関西初という総合ショップの「ユナイテッドアローズ」


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