複合商業施設コンサルティングのやまき（東京）は、観光型複合商業施設と位置付ける「ミ・ナーラ」（奈良）を24日にオープンする。地域住民の日常需要に加えて、休日のレジャー需要と観光客需要に対応する館を目指している。
同施設は、17年9月に閉店したイトーヨーカ堂奈良店をリノベーションした。1階が食品スーパーの「コーヨー」とフードコート、2～4階が「モンベル」「エディオン」などの既存店に加え、新たに「ファッションセンターしまむら」「バースデイ」（いずれも5月オープン）などの物販を揃えた。また、3階には保育園、4階に客席250席の和洋中のビュッフェレストランや、やまき直営の室内型テーマパーク「奈良祭都」（店舗面積約1980平方メートル）を配した。
5階は美術館やカルチャーセンターなどの既存施設に加え、5、6階の2層でラウンドワン（7月オープン）が入る。6階は600席のビアガーデン（6月オープン）。7階は宿泊施設の「センチュリオンホステル奈良平城京」に転換した。「第1次、第2次商圏が80％、観光客20％が見込める」（山下修平社長）という。28～30日は館内で70組以上が参加するという「ミ・ナーラ・アイドルフェス」を開く。
