ミラノウニカ23~24年秋冬 糸、光の効果で薄地も立体的

2022/07/15 06:30 更新有料会員限定


フェイクファーに刺繍し部分的に毛足をのぞかせた(ジュニア・アルテ・リカーミ・バイ・アデーレ・ジベッティ)

 【ミラノ=橋口侑佳】国際素材見本市のミラノウニカ(MU)23~24年秋冬が7月14日、閉幕した。ファッションテキスタイルで目立ったのは、透けるほどの薄地と様々な凹凸のテクニック。糸や組織、色や光の効果で動きを出す流れを引き継ぎながら、その雰囲気は軽やかに向かっている。

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視覚効果を豊かに

 生地がどんどん薄く軽くなっている。部分的に透けるカットジャカードや、震えるような起伏のクレープといった、春夏に多い生地が広がっている。サステイナビリティー(持続可能性)への意識の高まりも背景に「シーズンを越えて長く着られる生地が求められている」(ステファノ・ファッダMUトレンドディレクター)ためだ。「薄くても機能繊維を使えば暖かくできる」(ジャッキーテックス)技術的な進化も後押しする。

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