行きつけの店で、アルバイトの大学生が最近、昔のミスターチルドレンの曲ばかり聞いているという話を聞いた。ミリオン連発だった頃の記憶は本人におそらくないと思われるものの、「最近の曲よりもこっちの方が断然刺さる」そうだ。
言われてみると、40代の記者が学生の頃もテレビドラマで、サイモンアンドガーファンクルやカーペンターズが流れていた。昨今のような昭和レトロブームがあったわけではないが、特に違和感無く聞いていたのを思い出した。
リバイバルというのはファッションも得意分野だろう。先日、アメリカの大学の研究チームが1869年以降の女性服の画像3万5000点以上を分析した結果、ファッションスタイルが20年周期で再び戻ってくる傾向が判明したとのニュースが流れた。経験則として語られてきた「20年ルール」を裏付けるものだろう。
年長者にとって懐かしい物でも、それを知らない若者にとっては新鮮に映るというのは、いつの時代も変わらないのかもしれない。20年前の本紙には「07年春夏コレクションは、フューチャーやスポーツ、ロマンティック、プリミティブという明確なテーマを打ち出した」「07年春夏に最もホットなアイテムとして広がりそうなのが、マイクロ丈のボトムだ」とあった。当時の記憶を引っ張り出せば、ヒットのヒントが見えてくるかもしれない。
