《めてみみ》結果にコミット

2026/05/21 06:24 更新NEW!


 「結果にコミットする(責任を持って取り組む)」。某CMでおなじみのこのコピー。結果を出し続ける企業の経営者は、こうした意識で会社を運営しているのかもしれない。

 伊藤忠商事の岡藤正広会長CEO(最高経営責任者)が社長になった頃。「伊藤忠は予算は立派だがいつも未達」とやゆされ、屈辱だったと話していた。そこから必ず数値目標を達成するという執念が生まれた。一方で「予算は達成できるものでなければいけない」とも。達成することで社員に自信が生まれ、それを繰り返して社風が変わり、結果を出し続ける企業になった。

 東洋紡は3年前、三菱商事と一緒に東洋紡エムシーを立ち上げた。4月に社長に就いた藤井尚毅氏は、東洋紡サイドから同社設立を構想した張本人。三菱商事と一緒に仕事するようになって驚いたのが、スピード感と結果への執念だという。「目標は目指すものではなく、必ず達成する、必達目標。だからこそ最後の最後まで詰めまくり、それが結果につながる」とそのすごさを肌で感じたそうだ。

 結果や目標に対する執念は大事だ。ただ、それに執着しすぎると大手モーターメーカーのようになりかねない。大事なのは「何のために」ではないか。誰かのために役立ち、その結果が数字となって表れる。目的と手段をたがえなければ、道を誤ることはないはずだ。



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