《めてみみ》ジュエリー企業の本気

2026/04/09 06:24 更新NEW!


 今春はジュエリー関連のニュースが目白押しだ。世界の宝飾品市場規模が26年に約2500億ドルを超えるとされるなか、企業がさらなる増収に向け本腰を入れ始めた。

 新しい経営体制を発表したのはタサキホールディングス。グローバルCEO(最高経営責任者)には、シャネル日本法人を23年間率いてきたリシャール・コラス氏が就いた。

 「ケリング・ジュエリー」設立もビッグニュースだった。ケリングのジュエリー事業の成長・加速を目的に、傘下ブランドの生産体制を統合する。ケリングが段階的買収を進める欧州最大級のジュエリーメーカー、ラセッリ・フランコ・グループが、技術面で新組織の中核的な役割を担うことになる。

 日本も勢いづく。3月末にはノルウェーの「トムウッド」が渋谷に国内2店目を開店した。パリの人気ブランド「シャルロット・シェネ」は4月9日、日本初の旗艦店を青山にオープンする。ファッションブランドのPRがジュエリーブランドに転職するという連絡が多いのもうなづける。

 金の高騰と比例してジュエリーの価格はうなぎ上り。資産として購入する富裕層に加え、「今が一番安い」を合言葉に「一生もの」や「お守り」として購入する中間層も多く、勢いはさらに増しそうだ。世界の宝飾品市場規模は34年までに4000億ドルに達するとも予測されている。



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