記者になり36年。振り返ってみるとやはり長かったような短かったような。入社当初はニュースを鉛筆で原稿用紙に手書きしていた。先輩方には大きなペンだこがあった。そこから、ワープロ、パソコンへ。通信手段はポケベルやPHS、携帯電話からスマートフォンに。
17年からは電子版も開始。昔は電車の中で多くの人が新聞を読んでいたが、最近はほとんど見かけなくなった。今はスマホで読んでいる人も多いと思うが、伝達手段は変わっても「ビジネスに役立つ情報を、業界のために」という思いは不変だった気がする。
それにしても、山口県で取材していた紳士服専門店が世界第3位のアパレル企業に成長するとは想像もできなかった。
ネット情報の発達、SNSの普及でメディア業界も厳しいが、AI(人工知能)化もあり真偽不明な情報が飛び交う社会だからこそ、新聞の役割はより重要になってくると思う。そんな変化の時代ではあるが、思いは後輩たちに託し、そろそろペンを置こう。
(茂)
