ルミネは10月16、17日、JR新宿駅新南口のニュウマン新宿内のホールでサステイナビリティー(持続可能性)をテーマにしたイベントを開き、好評だった。
ホールでの集客イベントは久しぶり。テーマに合わせたファッション・雑貨の展示・販売のほか、コスメの下取りやワークショップなど体験型企画を行った。
新型コロナウイルスの感染予防のため、定員を従来よりも減らし、事前予約制にした。予約の受け付けから3日間で満員となったため、枠を増やしたが、それも2日間で埋まったという。
「サステイナビリティーに対するお客の関心が高いことに加え、リアルな場で感じ、体験することに対するニーズが強まっている」と担当者。ルミネでは10月9、10日にもニュウマン横浜で台湾をテーマにした大型イベントを行い、盛況だった。他の商業施設でも今月からリアルイベントが活発で、好評なようだ。
コロナ下でオンラインのコミュニケーションが広がる中、商業施設のリアルな場としての価値が問い直されている。消費者はネットやSNSでは体験できない機会を求めている。多くの施設はコロナ下で感染予防策を最優先させながら、リアルイベントを行うノウハウを積み上げた。これも生かしながら、消費者をワクワクさせる企画がどんどん出てくることを期待したい。