《めてみみ》営業再開後のSC

2020/06/18 06:24 更新


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業していたSCの大半が営業を再開した。いくつかの施設の取材で、「営業再開を心待ちにしていた顧客が多く来店している」「なじみの店員と久々に会って話すために来店するお客も多い」など手応えを示す声が聞かれた。

 ただし、施設によって違いはあるが、全体としては営業再開後のSCの売り上げは厳しい。在宅勤務や外出自粛が続いていることや時短営業などが響き、客数が減少している。特に、これまでSCの集客の柱だった飲食店の落ち込みが大きい。

 郊外・都市近郊の施設は健闘する一方、大都市中心部の施設はかなり厳しい。郊外・都市近郊施設の多くは足元商圏客が中心で、日常生活需要を営業再開後も着実につかんでいる。大都市中心部の施設はインバウンド(訪日外国人)の激減、在宅勤務や外出自粛による来街者減が直撃している。インバウンドを含め、広域から集客していた施設ほど売り上げは厳しい。

 コロナ禍で、消費者の意識と行動はもちろん、これまでのSCの成長条件の多くが大きく変わった。商圏は狭くなり、大々的な販促をかけて広域から不特定多数を集客することも当面できない。コロナ禍での新たな成長モデルの「正解」を見つけるのは難しい。まずは来店客と向き合い、潜在的なニーズを探り出すしかない。


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