25年春夏欧州メンズ・ファッションウィークは、いつも以上に会場周辺に集う人たちのおしゃれ合戦が盛んだった。テーラーリングからカジュアルまで様々なスタイルが広がった。
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ロンドンはジェンダーレス、パリは極太パンツを軸にしたストリートといった具合に、都市ごとの個性が際立つスナップトレンドだが、共通項もある。3都市を通して多かったのはウェスタン。定番になりつつあるトレンドともいえるが、着こなす人が増えた。ビヨンセの影響か、ウェスタンブーツやカウボーイハットを身に着けている人も目立った。「ルイ・ヴィトン」25年春夏コレクションもウェスタンだった。
夏にもかかわらずステートメントハットも気になった。ロンドンの「チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ」の耳付きニット帽はもちろん、装飾的なチャプカ(耳当て付きの帽子)や超巨大な「ブルーマーブル」のハットまで。カラーヘアもまだまだいた。
今シーズンの裏トレンドはパンダだ。帽子や巨大なリュックサックなど、なぜかパンダの姿をよく見かけた。
(ライター・益井祐)
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