メガスポーツ、新業態の出店加速

2016/09/20 05:50 更新


 スポーツ小売りチェーン「スポーツオーソリティ」を国内で展開するメガスポーツが、スニーカーを主体としたスポーツライフスタイル業態「コーナーズ」の出店を強化している。前期(16年2月期)末時点では5店だったが、今上期に既に11店を新規に開設。下期にも10店を上乗せし、トータルで一挙に26店舗体制となる。

 コーナーズは13年にスタートした新業態。平均的な売り場面積は135平方㍍で、品揃えの75%をシューズ、25%をアパレルやアクセサリーで構成。売り上げの60~70%を「ナイキ」商品で占めている。スポーツオーソリティでは見られない希少性とファッション性の高い商品を扱っているのが特徴で、スニーカーブームも追い風に業態の認知度を高め、固定客を増やしてきた。

 積極出店に舵を切ったのは、マーケット環境の変化から好立地での出店ができるようになったことや、販売スタッフの接客スキルが向上したことなどが理由。出店エリアは、これまではイオンモールなど有力なモール内が目立ったが、今後は渋谷や原宿など都心部のイオングループ外の商業施設なども対象にする。

売り場出稿用
積極出店に舵を切るコーナーズ(写真は幕張新都心店)


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事