「ファッションX」期間中、郊外のクリエイティブハブで開催された英国『デイズド』誌によるトーク&セミナーでは、独自の調査による〝ジェンZの動向〟が発表された。もちろんデイズドのコミュニティーをベースにしたものなので、あくまでおしゃれに興味のある若者中心の調査だ。
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ジェンZと呼ばれる97~12年に生まれた世代は世界人口の30%、間もなく世界の労働力の20%以上になるという。現在、彼らから支持されるブランドは、「ナイキ」や「アディダス」といったスポーツウェア、「ザラ」や「ユニクロ」などのハイストリートが上位にある。ラグジュアリーでは「ミュウミュウ」や「ヴィヴィアン・ウエストウッド」がランクイン。顕著な伸びを見せたのがビンテージだった。それは彼らの環境への関心の高さだけでなく、リセールマーケットの広がりも反映しているようだ。