丸井織物 オンデマンド事業強化 年100の専門サイトを

2018/06/13 06:27 更新


 丸井織物(石川県中能登町)は、このほど子会社化したオンデマンド事業のスパイスライフ(東京)との統合計画を策定した。すでに展開しているTシャツプリントに加え、年間100の専門サイトを立ち上げる。なお、スパイスライフは統合計画に伴って社名をオリジナルラボに変更した。

【関連記事】丸井織物 EC関連のベンチャー「スパイスライフ」買収

 オリジナルラボはオリジナルTシャツを1点から発注できる「TMIX」で、会員数20万人以上と国内最大規模のTシャツ製作サービスを運営する。4月に丸井織物が子会社化することを決め、丸井織物が16年に新規事業として始めたEC事業などとのシナジーを検討していた。

 3カ年計画で「日本最大のオリジナル商品プラットフォーム創出」を目標にし、売上高を5億円(18年4月期)から26億円(21年4月期)と3年で5倍に伸ばす計画。なかでも「100サービス計画」として、オリジナル商品製作サービスで年間100の専門サイトを開設する構え。

12日に開設した「オリジナルスマホケースラボ」

 このほか、両社のITサービスを一体運営し、オリジナルラボが強みとするSEO(検索エンジン最適化)技術で事業の拡大を狙う。また、丸井織物が保有するTシャツ用インクジェットプリンター、UVプリンター、昇華転写プリンターとシステム連携し、価格競争力を高める。

 連携による100サービス計画の第1弾は、12日に開設した「オリジナルスマホケースラボ」。丸井織物が開発したオリジナル商品作成ツールを使い、ウェブ上で簡単にデザインができ、「業界最安・最短納期」をうたう。

 このプラットフォームを横に展開し、タオル、のぼり、トートバッグ、ノベルティーなどさまざまなアイテムに広げていく。

「100サービス計画」として年100の専門サイト開設を目指す


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事