子供服専門店のマーキーズ(堺市)は5月27日、グランフロント大阪に女児向けの新業態「モルマーキーズ」(モル)を出店した。既存の「マーキーズ」に隣接し、新たなイメージを発信する。
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新業態は、「女児向けのセレクトショップが世の中にない」(廣畑正行社長)ことから立ち上げた。マーキーズのテイストが、アメカジベースで男児向けが強いため、異なるイメージを発信してすみ分ける。売り場面積は158平方メートル。店装は、レディスブランドのようなシンプルで都会的なデザインを採用した。
服はビンテージテイストをベースに古着も扱い、その時々のトレンドを合わせたファッションを提案する。女児服はコーディネートで買う客が多いと想定し、コーディネートが組みやすいよう商品をテイスト別に分けて陳列した。レディスもマーキーズよりゆったりとした空間で見せる。
既存のマーキーズはインバウンドの購入が増え好調。3、4月は月商1500万円に伸びている。モルは希少性のある商品を揃えることで、インバウンドや広域からの来店を狙う。