ECサイトで商品購入する際のサイズ不安に着目したサイズリコメンドエンジン「ユニサイズ」を提供しているメイキップ(東京、柄本真吾社長)は、韓国のエフエックスギアが開発した実店舗向けのバーチャルフィッティングミラー「エフエックスミラー」の販売を日本国内で初めて開始した。
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このほど同社と販売代理店契約を締結、すでに9月からの導入店舗も決定している。価格は1台250万円で納期は発注から約1カ月。
エフエックスミラーは利用者が簡単な操作で自身のアバターを生成し、好みの洋服を3Dでバーチャル試着できるもの。中国EC大手の京東集団(JD)がファッションイベントなどで活用しているほか、現在韓国、中国、フランス、イタリアなどで約200台が導入されている。中国のディスプレーメーカーと供給契約を締結しており、20年5月までに全世界で5万台の販売を予定している。
実際に洋服を着用しなくても着用イメージをモニターで確認できるため、在庫切れやネット限定アイテム、予約商品など客が店舗で手に取れない商品の新たな販売手法として活用できるという。
メイキップは客が試着した商品情報をモニターのQRコードで表示し、客はスマートフォンでそれを読み取ることでECサイトにアクセスして購入できる機能を加える予定。既存サービスの「ユニサイズ」と併用することで、店舗在庫がない商品でも実店舗で試着イメージを確認し、ECでフィッティングして購入といった相乗効果を生む考えだ。