天然素材+国産アピールする「マイト」

2016/01/25 06:00 更新


 東京・台東区蔵前にあるアパレルのマイトデザインワークス(電話03・3863・1128)は、自社で島精機製作所の「ホールガーメント」横編み機などを持ち、草木染めも自ら手掛けるなど、天然素材と国産にこだわったものづくりに取り組んでいる。

 同社が手掛けるニットブランド「MAITO」は、桜の枝や茜、桑など天然染料100%の草木染めした糸を使うことで、柔らかな色合いを表現。素材の良さを生かすシンプルなデザインで、ニットカーディガンやニットスカート、カットソーやブラウスなどを揃える。とくに原綿段階から草木染めした糸は、従来の草木染めした糸に比べて色あせしにくく、わた染めならではの深みのある色合いに仕上がる。ホールガーメントの製品は、無縫製ならではの着心地の良さも特徴だ。

 代表でデザイナーの小室真以人さんは、家業が草木染め工房ということもあり、素材からのものづくりに興味を持ち、この世界に飛び込んだ。大学で染織の技術を学んだのち、自らホールガーメントの技術を学び導入したという熱の入れようだ。

マイトデザインワークス
草木染めならではの優しい雰囲気

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