ランジェリー「マイミア」が阪急うめだ本店に限定店 常設店への足掛かりに

2023/04/26 06:27 更新


南仏のリゾート地のプライベートタイムをイメージ

 ランジェリーブランド「マイミア」は4月12日、関西初となる長期期間限定店を阪急うめだ本店にオープンした。現在、松屋銀座本店と西武渋谷店に常設スペースを展開しているが、関西での常設店はまだないため、神成舞代表兼デザイナーは、「これを常設店への足掛かりにしたい」と話す。

 期間限定店「マイミア・サマーハウス」は、6月末までの約2カ月半という長期開催。4月25日まではオープニングイベントとして23年サマーコレクションのサンプルを展示し、先行予約を受け付けている。「関西だけでなく、福岡、香川、福井など広域から顧客が来店してくださり、今のところ順調に予算をクリアしている」と神成さん。同ブランドは自社ECを主力販路としながらも、百貨店での期間限定店イベントを積極的に開催し、コロナ禍では全国の専門店への卸を強化してきた。

代表兼デザイナーの神成さん

 阪急うめだ本店でもこれまで期間限定店を3回行うなど、ブランド認知やファン作りに注力しており、「その種まきが実った」と実感している。同時に、幅広い年齢のふり客が多い阪急うめだ本店の集客力を追い風に「新規顧客を獲得したい」と意気込む。

人気商品のポーチ入りブラとタンガのセット

 今回、神成さんが店頭に立つ中で感じているのは、コロナ禍前を超える購買意欲の高さだ。価格はブラジャーで1万7160~1万9360円(税込み)ブラ&ショーツセット1万8260~2万1560円で、ヨーロッパの輸入ブランドと並ぶ価格帯だが、複数枚購入する人も少なくない。さらに「浅いカップのブラなど、独創的なデザインに共感してくれる人も増えた」と、下着に対する消費者の捉え方が変化していることを感じている。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事