「ルイ・ヴィトン」が11月15日、ニューヨーク57丁目の5番街とマジソン街の間に期間限定店をオープンした。5番街と57丁目の角にある旗艦店の改装に伴うもので、2、3年にわたる営業を予定している。かつてティファニー本店が改装中、期間限定店をオープンしたのと同じ場所だ。
売り場は全部で5フロア。4階にはレストラン、バー、チョコレートショップがあり、チョコレートショップはニューヨーク以外は上海とパリのみにある。レストランは1日遅れの16日にオープンしたが、既に予約が殺到しているという。
インテリアを特徴づけているのは、中央の吹き抜け部分に高く積み上げられた4種類のトランクタワー。オリジナルバージョン、ダークブラウン地のモノグラムを入れたトランク、初めての柄(市松模様)を入れたトランクと、ルイ・ヴィトンの歴史をなぞっていて、メタルのトランクが未来を示している。
トランクを積み上げるデザインをしたのは、ドイツを本拠地とする建築設計事務所、OMAのパートナーの重松象平氏。現在改装中の旗艦店もトランクを積み上げた巨大なファサードで覆っていて、非常にインパクトがある。ホリデーシーズンの新しい人気スポットになりそうだ。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)