ロンシャン競馬場で ⒸGUILLAUME SANNER
【パリ＝松井孝予通信員】仏メゾン「ロンシャン」がその社名の由来の地、ロンシャン競馬場で23年秋冬コレクション「アット・ザ・レース」のローンチを記念するイブニングパーティーを開いた。初代の孫にあたるクリエイティブディレクターのソフィー・ドゥラフォンテーヌをはじめとする創業家族が、世界中から集まったメゾンと親交のある著名人らをアットホームな雰囲気でもてなした。日本からは藤井夏恋さんが騎手ルックで参加した。カスタマイズワークショップ、ロンシャン杯ナイトレースなど、メゾンの原点でフランスならではの競馬文化を体験する優雅なだいご味をプレゼントした。
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ロンシャンは5年前、この競馬場に各国の社長を集めメゾン創業70周年を祝った。この年、ジャパン社の社長に就任した竹原誠氏は、「ビジネスが安定しているからこそ、再びここに戻って来られた。日本市場ではこの間、長年のイメージを断ち切るため、店舗・販売スタッフ、PRを主役に前進してきた」と振り返る。こうしたイメージ戦略が功を奏し、ジャパン社の22年度売上高は過去最高になった。竹原社長は、「社員には失敗の中から学んでほしい」との考えを示し、「75周年の今年はロンシャンを支えてきた皆さんに来ていただいたが、80周年にはこの場所にお客様をご招待したい」と話した。
