博報堂生活総合研究所は暮らし全般のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の度合いを調べる「生活DX定点」第2回調査を実施した。それによると4割以上が「授業参観」「ご祝儀の受け渡し」「退職願」「就職面接」はオンラインでもかまわないと考えている。
年代別に見ると、10~20代は「授業参観」「就職などの面接」でオンラインを容認する人が5割を超え、「ご祝儀の受け渡し」「退職願の提出(有職者ベース)」も5割近い。「就職などの面接」「仕事上の謝罪(有職者ベース)」「学校の授業」などで全体平均を10ポイント前後上回り、オンライン化への抵抗が少ないことがうかがえる。「就職などの面接」は、50~60代が32.9%に対し、10~20代は52.9%で、この調査で年代間の格差が最も大きい。恋愛にまつわる「プロポーズ」「デート」は全世代が10%台で、オンラインでもかまわないという人はまだ少数派だった。
この調査の別データではデジタル化で生活の中で得るものやスキルの向上を実感している人は多くなっている。一方、「ストレスが増えた」は「ストレスが減った」を5.8ポイント上回り、負担を感じている側面も浮かび上がる。
■博報堂生活総合研究所 「生活DX定点」第2回調査 全国15~69歳男女5000人へのインターネット調査