合同展の「リバティーフェアーズ」、カプセルを買収

2018/04/14 12:19 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】メンズファッション合同展の「リバティーフェアーズ」を主催するリバティーファッション&ライフスタイルフェアーズが、同業の「カプセル」をカプセルを14年から所有してきたリード・エキシビジョンから買収した。買収金額などは公表されていない。

 リバティーフェアーズ側によると、この買収による大きな変化はない。二つの合同展は今後もそれぞれの名前で開催し続け、「リバティーフェアーズは消費者にある程度知られたブランド、カプセルは比較的新しい独立系ブランドという現在の方向性」(リバティフェアーズ側)を維持していくという。

 カプセルはウイメンズもあるが、これも継続される。ここ数シーズン、リバティーフェアーズとカプセルは同じ会場で隣接して開催してきたが、次回からレイアウトがリバティー風に統一される模様だ。

 カプセルは07年に始まり、一時期はイーストリバー沿いの会場「バスケットボールシティー」を埋め尽くす大きな規模となり、日本から出展するメンズブランドも非常に多かった。13年にリバティーフェアーズが始まると、「リバティーフェアーズの方が規模が小さくて見やすい」という声が多く聞かれるようになり、リバティーフェアーズの人気が高まった。

 それと共にカプセルの規模が縮小し、規模でリバティーフェアーズとカプセルが逆転した。昨今はどちらも来場者数の維持に苦戦し、同じ会場で隣接する形で開催するようになっていた。



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