レコールヴァンクリーフ&アーペル5周年 3講座新設

2017/06/16 04:23 更新


 【パリ=松井孝予通信員】一般消費者を対象にジュエリーと時計制作の世界に扉を開いたレコール・デザール・ジョワイリエ・ヴァンクリーフ&アーペルが開校5周年を迎え、「ジュエリーと七宝焼」「ハイジュエリーのグワッシュ」「婚約指輪」の3講座を新設した。

 同校はパリ・ヴァンドーム広場の18世紀の旧私邸を改装したメティエ・ヴァンクリーフ&アーペル内に、2フロア750平方メートルの施設を備える。18歳以上なら誰でも受講できる。講義は12人定員で、デザインから模型まで制作段階を体験する「サヴォワール・フェール」、「芸術史」「原石の世界」の3コース。漆塗りの蝶を制作する「フランスのジュエリーから日本の漆芸まで」という講座も一昨年前に設けられた。受講料は200 ユーロ 。「ヴァンクリーフ&アーペルの作品に触れる」は350 ユーロ 。子供向けのファミリーワークショップや、2人の専門家が一つのテーマを掘り下げる「イブニングカンバセーション」などのイベントも定期的に開催、今月は建築家の藤本壮介氏とヴァンクリーフ&アーペル会長兼クリエイションディレクターのニコラ・ボス氏が「ジュエリーと建築」をテーマに対談する。

 同校は13年、初めて東京で2週間、講座を開き660人が受講した。以後香港、ニューヨークにも移動、11月にはドバイで初セッションが開かれる。




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