「ジョンスメドレー」21年春夏 ゆとりあるシルエット

2020/09/02 11:00 更新


 リーミルズエージェンシーは英国製ニットウェア「ジョンスメドレー」の21年春夏向けで、ベーシックモデルを軸にして時代に合ったシルエットや質感にアップデートした商品を充実した。

 もともと「シーアイランドコットン」を使った30ゲージの定番商品は、英国トラッドに由来して細身に作られている。この数年、メンズは日本企画で製品化したドロップショルダーのリラックスシルエットの半袖トップやポロシャツが売れ筋になっている。21年春夏は、レディスウェアでゆったりめに設計したコモンフィットシリーズを加えた。若干、肩のつなぎ目を落とし、袖や胴回りにゆとりを持たせたVネックのカーディガン、クルーネックの長袖と半袖、ポロシャツの4型(2万6000~3万4000円)がある。着丈はウエストで止まる長さで、ブランドらしいきちんと感のある印象は変わらない。体にフィットしない、ゆとりのあるフォルムが大人の女性のエレガンスを引き立てる。

肩や袖周りにゆとりを持たせたコモンフィットのトップ

 一方で、タイトシルエットに関しては、30ゲージの滑らかな表面を生かしたリブ編みでカーディガン、半袖、タンクトップがある。

 また、メンズ、レディスともに、コットン・メリノウールの混紡糸を使った新シリーズを出した。ウール特有のドライタッチで清涼感のある風合いや、深みのある色が魅力だ。半袖、タンクトップから、クルーネックのカーディガンやボートネックの長袖など中間着として使いやすいアイテムまで揃えている(2万5000~3万4000円)。

30ゲージのきれいな編地を生かしたリブニット


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