有力小売店の秋冬商戦 「客数減でも客単価増」の店も

2020/12/24 06:29 更新会員限定


ロンハーマンは「ヘリル」に別注したプルオーバーやパンツなどがよく売れた

 有力ファッション小売店は新型コロナ第3波の影響で客数や顧客の来店頻度が再び減っており、不安定な商況が続く。一方、「消費意欲は前向き」「人気ブランドの問い合わせ件数はさほど変わらない」「客数だけで比較すると減少している店舗もあるが、客単価は上がっている」店もある。自店や商品の価値提供とデジタル活用が重点だ。

(関麻生衣)

 エストネーションは主な顧客層が35歳~50代で「社会的に立場のある客」も多い。コロナ下での変化としてSDGs(持続可能な開発目標)や社会への影響などを意識した購買が増えているという。このため、「価値提供の視点を早急に大きく変えていく必要がある」と考える。

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