「ランバン」の新ADにオリビエ・ラピドスが就任

2017/07/11 10:37 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏「ランバン」のアーティスティックディレクター(AD)を6日に退任したブシュラ・ジャラールの後任に、仏人デザイナーのオリビエ・ラピドスが就いたことが明らかになった。

 ラピドスはエコール・ド・ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ(通称パリオートクチュール組合校)卒業。85~86年に「バルマン」のメンズのADを務めた後、86年から3年間日本で働いた。

 08年に死去した父は60年代にユニセックスやサファリルックで仏俳優たちを顧客に抱えた「テッド・ラピドス」の創業デザイナー。オリビエは父の跡を継ぎ、89年から閉鎖する00年までADを務めた。

 その後、インテリアやアイウェア、ホテルの内装などを手がけ、今月1日に自身のメゾン「クレアシオン・オリビエ・ラピドス」を立ち上げ、オンライン限定でオーダーメイドを始めたばかり。

 ランバン新ADによる初のクリエイションはカプセルコレクションになる模様。9月末から開催される18年春夏パリ・コレクションで発表される予定だ。



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