ランバン ブシュラ・ジャラールと契約終了

2017/07/07 11:01 更新


 仏メゾン「ランバン」とアーティスティックディレクター(AD)の仏人デザイナー、ブシュラ・ジャラール(46才)は6日、両者同意のもとに契約を終了したと発表した。

 ブシュラ・ジャラールは15年10月に退任したレディスコレクションAD、アルベール・エルバスの後任として、16年3月に同ポストに就任した。ランバンに集中するため、10年に立ち上げ13年にはオートクチュール正式メンバーに格付けされた自身の名を冠にしたメゾンの活動を休止した。デザイナーとして、この6月末には仏文化芸術勲章オフィシエを受章した。

 わずか16カ月間で契約にピリオドが打たれた理由について明らかにされていない。

 同メゾンはエルバスのディレクションのもと07年、35年振りに黒字に転換した。13年には売上高が1億8600万ユーロに達した。

 コレクションがエルバズからブシュラ・ジャラールにバトンタッチされた16年の売上高は、前年比23%減の1億6200万ユーロ、1830万ユーロの損失を計上。今年1、2月の売上はさらに悪化し、前年同月比32%減と仏メディアは伝えている。(パリ=松井孝予通信員)



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事