三井不動産 ららぽーと愛知東郷を9月14日開業 海外ブランド、セレクトショップなど201店

2020/07/10 16:03 更新


9月14日の開業を目指すららぽーと愛知東郷

 三井不動産は今秋開業を目指して工事を進めているららぽーと愛知東郷(愛知県東郷町)の概要説明会を現地で開いた。この日明らかになった開業日は9月14日。年間売上高は300億円を目指す。

 テナントは愛知県初出店の36店を含め201店。食物販とレストランを融合したマルシェ、大型プロジェクターを設置してパブリックビューイングも楽しめる1150席のフードコートなど食関係のゾーンを充実させている。飲食の構成は20%。18年に名古屋市港区に開業したららぽーと名古屋みなとアクルスとほぼ同規模だ。

 ファッションは「ポロ・ラルフローレン」「コーチ」「マイケル・コース」や「ジェラートピケ」「ミラオーウェン」「フリークスストア」「ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング」「ジャーナルスタンダード・レリューム」など、高感度な海外ブランドやセレクトショップを集積する。スポーツ、アウトドアでは、「アディダスブランドコアストア」を併設した「スポーツデポ」や「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」といった大型店舗、アウトドアとファションの新感覚セレクトショップ「ザ・コンプアス」の1号店が出る。

 ナマケモノやベンガルフクロウ、カピバラなど40種類の動物と触れ合える「モフアニマルカフェ」、「アソビパークプラス」といった多世代で楽しめるエンタメ施設にも力を注いでいる。

 同SCは30代から40代の子育てファミリーをメインターゲットに、コンセプトを「はぐくむ」に置いている。そのため家族で楽しむ機能や装備を充実させる。3階の一角に設けた「はぐくむゾーン」ではキッズ関連店舗を集積する子育てゾーン、習い事教室の集まるレッスンゾーン、写真スタジオと家族向け美容室のファミリーゾーンなどで構成。習い事教室でがんばる子供たちを見守るためにカフェも併設する。館の外には芝生や遊具を備えた「TOGOパーク」が広がり、シンボルツリーの「はぐくみの木」を育てている。

 東郷町が進める東郷中央土地区画整理事業の区画内に、敷地面積8万9000平方メートル、店舗面積6万3900平方メートルでオープンする。同町は名古屋市と豊田市の中間に位置し、人口は4万3000人。住宅開発が進み、人口が増加し続けている。同SCではららぽーととして初めて自動運転バスの実証実験を行う計画もある。

食物販とレストランを融合したマルシェ


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