ラフォーレ原宿、セール前にゆかた催事 売上好調 

2017/07/20 04:30 更新


15日には「ウェルカムパーティー」を行い、多くの客でにぎわった

 ラフォーレ原宿は27日に開始する全館セール前に「シーズンモチベーションを高め、需要を喚起する」目的でゆかたの集合催事を実施し、順調だ。

 この催事は2階の期間限定店スペース「コンテナ」で1日に開始、セール前日まで行う。夏のゆかた催事は今年で3回目。今回から初めて催事名「浴衣・イン・ラフォーレ」を冠し、デザイナーの鷺森アグリをディレクターに起用したディスプレーを掲示している。

 出店実績がある人気店「ろっこや」「イロカ・タイムス・チョコ」や、今回が初の「キモノ・ヤカタ・ソウビエン」「クレモンティーヌ・サンドネール」など8店が出店。「和装のみならず、洋服にも合わせられる雑貨も充実」した。

 15日には「ウェルカムパーティー」、各店で撮影会やノベルティーの配布、インスタグラマーやモデルの来店イベントなどを行い、多くの客でにぎわった。15日までの催事全体の売り上げは「前回に比べて高く設定した予算を達成できるペース」。

 他商業施設の大半がセール中だが、催事も寄与して館全体の今月の来館客数も増えている。ゆかたを販売している他フロアのファッション店への「波及効果も出ている」という。

 ラフォーレは毎年、全館セール前に「価格の安さではなく、ラフォーレらしい提案力で勝負する」仕掛けで成果を上げてきた。ゆかたの催事は「花火大会をはじめとした夏のイベントに出掛ける前の需要を喚起する」と同時に、幅広い年代の来館を促す目的で開始した。今回も20~40代前後を中心に幅広い客層で、「前回までの取り組みを通じて企画を認知しているお客が遠方からも多い」という。

 今後も館としてSNS(交流サイト)での発信を軸に販促を続けるほか、各店でイベントも行い、セール前のプロパー販売を拡大する。




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