量販店や専門店チェーンを主販路とするレディスアパレルメーカーが23~24年秋冬の製品価格(卸価格)を高める傾向だ。背景にあるのは、原材料費や各種エネルギーの高騰、為替要因などにより高まるコストのため。食品・日用品をはじめ物価高が続くなかバイヤーの理解は得られつつある一方、単価を上げても消費者に受け入れられる商品開発ができるかが、今後のカギを握っている。
(森田雄也)
量販向けレディスアパレルに実施したアンケート(回答11社)で、「23~24年秋冬物の製品販売価格について」の設問では、64%が「全体的に上げていく」と回答した。「全体的に据え置き」が18%だったが、前秋冬物から既に仕入れコスト高を価格転嫁した企業が据え置きと回答しているケースもあり、実質は単価アップを維持する動きだ。一方で、「全体的に下げていく」と回答した企業は無かった。
踏襲型からの脱却
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