【レディスファッション】専門店向けブランド21~22年秋冬スタイリング お出掛け意識してデザイン性前面に

2021/07/26 06:00 更新


 専門店を主な販路とする婦人服メーカーの21~22年秋冬物は、これまでのステイホーム志向からお出掛けを意識し、デザイン性を前面にした企画が目立つ。

【関連記事】【レディス特集】変わり続けるレディス市場 キーワードはサステイナビリティー/デジタル/ライフスタイル

■トップ

 シャツ・ブラウス、ジャケットともパワーショルダーが継続する。フリルなどでボリュームを持たせた肩回りにしたアイテムが多い。ボリュームスリーブも同じ流れの継続。セーラーカラーに代表される大きな襟も今シーズンのポイントとなる。ロゴプリントも人気で、カットソートップだけでなく、上品さを出しやすいニットのプルオーバーにも使われる。

■コート

 パワーショルダーに対応したオーバーサイズシルエットが出てくる。合成皮革を部分使いして配色にしたトレンチコートなども増えそうだ。

■ボトム

 パンツ中心に新しいデザインが出ている。裾に付けたループをボタンに掛けるとシルエットが変化するツーウェー、グリーンやピンクなど鮮やかな色のパンツが目立つ。スカートはプリーツやシャーリング使いのAラインの他、ミニも出始めている。

■ディテール

 キルティングの部分使いが増えそう。プリーツよりも存在感があるとして、シャツ、ジャケット、スカートなどに広く使われる。異素材のドッキングによる配色、微配色、表面変化の傾向も続く。ステッチやパイピングによる微妙な色変化も今シーズンの特徴。

「glare chic」(グレア・シック)


●テーラードジレはお尻が隠れる適度な丈。共生地ベルトでウエストマークすれば女性らしさがアップ。細かな花柄ワンピースはパイピングでアクセント。羽織物と合わせて変化を楽しめ、一枚でもOK。

ジレ4900円、ワンピース4900円(グレア・シック/JHY)


●流行のセーラーカラーをあしらったワンピース。落ち感のある着心地の良い生地を使用。はしごレース使いで甘すぎることなく大人っぽく見せ、袖のボリューム感で可愛いらしさもプラス。

ワンピース5900円(グレア・シック/JHY)

株式会社JHY

〒111-0053 東京都台東区浅草橋4-14-9 MITEZZA浅草橋

【TEL】 03-3865-8618

【HP】 https://www.jhy.co.jp/

「terrace」(テラス)


●かちっとしがちなアイテムを、素材感やディテール、抜け感で軽やかにまとめたスタイル。トレンチコートはケープ付き、ワンピースはスキッパー。

コート6900円、ワンピース2900円、パンツ2900円(テラス/terrace)


●絶妙な素材の切り替え、丈感とシルエットで魅せるレイヤードスタイル。ウール調のノーカラーコートはキルティング、合成皮革、ボアを部分使いして変化を出す。パンツはベロア素材。

コート5900円、ニット3900円、ワンピース2900円、パンツ2900円(テラス/terrace)

terrace株式会社

〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館208号

【TEL】 06-6244-1701

【HP】 https://www.terrace.fun/

「PETIT FLEUR」(プチフルール)


●リーフ模様の透かし編みニットカーディガンはレトロ感があり、ガーリー。セーラーカラーのブラウスは襟端に共生地のフリル付きでボヘミアンな花柄。コーデュロイのミニスカートはロングブーツと相性が良い。

カーディガン4900円、ブラウス3900円、スカート3300円(プチフルール/泉衣料)

「SHC」(エスエイチシー)


●キルトジャカードジャケットは、ふんわりとしたボリュームスリーブが可愛らしく優しい印象。フェイクレザーのAラインスカートは、切り替えにあるステッチがアクセント。優しい上品な色がお薦め。

ジャケット4300円、スカート3900円(エスエイチシー/泉衣料)

泉衣料株式会社

〒562-0035 大阪府箕面市船場東2-6-45

【TEL】 072-728-7485

【HP】 http://izumi-iryo.co.jp/

(繊研新聞本紙21年7月20日付)



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事