皮革に特化したアーティスト・イン・レジデンスに取り組む一般社団法人L-AIR(エルエア、兵庫県姫路市)が、2人のアーティストの最終成果作品展を開いている。2カ月以上姫路市に滞在してもらい、地元の物作りや文化に触れながら創作したものだ。会場は同市のエルエアアートストレージで、7月12日まで。
エルエアは24年から、姫路市の中でも代表的な皮革産地である高木を拠点に事業を進めている。国内外のアーティストを招待し、地元の皮革素材を使ってもらい、人々と交流しながら新たなクリエイションを生むこと目的としている。
今回のアーティストの一人、国境を越えて活動する陶芸家の福岡佑梨さんは、4月から3カ月近く滞在した。パリを拠点に彫刻とインスタレーションを制作しているガランス・フリューさんは約2カ月滞在した。2人は地元のタンナーも訪れた。




エルエアは「見知らぬ土地での日々、地域に根ざした物作りとの出合い、新たな素材と技術への挑戦が作家たちの創作に新たな視点をもたらした」とする。
次回は7月から木彫り作家の葉栗里さんを招く。葉栗さんは「質量を持つ木と、柔軟で生物的な質感の革を組み合わせることで新しい表現へ発展させたい」とする。

