JUKIとPEGASUS(旧ペガサスミシン製造)は8月4日、工業用ミシン分野を中心に資本業務提携することを決めた。21年に結んだ事業提携基本契約を発展させ、互いの株式取得で関係を強化、新たに生産面の協力を実施する。
同日にそれぞれ取締役会を開き決定、互いに発行済み株式総数の3.5%相当を取得する手続きを進める。両社は21年4月に事業提携基本契約を締結、縫製業の健全な発展や新興国における社会課題解決を目的に①新興国市場開拓②商品開発で協業を行ってきた。資本業務提携により、「提携をさらに深化させ、さらなる強固な協業関係を維持、両社の保有する事業を成長・拡大させる」狙い。
これまでの提携で、新興国向けでは営業サービス網の構築や、新興国向け商品の共同展開を進め、商品開発においても環縫いミシンのデジタル化・ネットワーク化の共同開発、大型展示会の共同出展などに取り組んできた。
昨年4月には共同開発1号機となるオーバーロックミシン「M900/DJ」シリーズを発表し、両社で販売スタートしている。今後の生産協力については両社で詳細を詰める。また人的交流も進め、互いのノウハウを共有していく方針。