JR名古屋高島屋は、「ランジェリー&リラクシング」ゾーンで、プレミアムフライデー(月末の金曜日)からの3日間、「ランジェリーコンサルティング」を開いている。顧客の悩みを聞き、最適なランジェリーを提案する。第1回目の7月27~29日は、90の枠に対して87人が応募し、時間帯によっては抽選となるほどの人気ぶり。8月以降は、募集対象を広げ、多くの女性のランジェリーの悩みを解消するとともに、丁寧な接客コンサルティングでファンを広げていく。
同店は2月にランジェリーのコンサルティングフェアを開き、3日間で68人が参加した。「自分のサイズが分からない」「どういうものを買ったら良いか分からない」と、ランジェリーに悩む女性が多いことから、定期化した。プレミアムフライデーに合わせたのは、全店で実施ししている様々な催しも楽しめるため。また、月の最後の金曜日から3日間と固定すれば認知されやすい。
相談から採寸、ランジェリーの提案、フィッティングなど目安は30分としていたが、長い人では1時間ほど。「お客様の約半数が合っていないサイズを着用されていた」など、コンサルティングが顧客の悩み解消につながっている。
同店のカード会員でマイページへの登録者が対象。7月は第1回目ということもあり、「通勤などで名駅を経由」という条件を加え、希望者を募った。同店のランジェリーフィッターがじっくりコンサルティングできるように、日にちと時間帯で90の枠を設けたが、金曜日は午後6時からや7時から、土日は午前中の枠に人気が集まったという。同店では8月(31日~9月2日)からは、「名駅経由」という条件を外し、時間帯の設定なども見直す予定。
売り場では社員のランジェリーフィッター資格取得に取り組んでおり、今年も4人が挑戦し、売り場の80%の社員が有資格者となる見込みだ。常に3人以上のランジェリーフィッターが売り場でコンサルティングできる体制となり、「百貨店としての接客で、売り場に足を運んでいただいたお客様の悩み解消につなげたい」としている。