札幌ステラプレイスと地下街・アピアが好調 スタッフ確保へ休館日拡大

2025/12/12 06:25 更新NEW!


 札幌駅総合開発が運営するJRタワーの駅ビル「札幌ステラプレイス」と地下街「アピア」が好調だ。

 ステラプレイスでは春に「シテン」など、8、9月に「パフュームオイルファクトリー」「トラディショナルウェザーウェア」など新店を導入した。これらの効果もあるが、昨年などに導入、改装したテナントが「顧客化している」(伏見克也執行役員営業本部店舗運営部長)のが好調要因として大きい。地元客に加えインバウンド需要も引き続き活発。今期の売上高はこれまでで両館合わせ前年同期比5%増近くの推移となっている。

 これらを受けてJRタワーでは、一部テナントの入れ替えは継続しつつ、運営の基盤整備、とりわけテナントスタッフの確保に向けたES(従業員満足)の向上に力を注いでいる。その一つは休館日の拡大。年間1日だったものを3日にする。これまでも元日を休館にしてきたが、今度は12月31日と5月中旬を加える。年末年始を連休とし、観光客も含めて来館の落ち着くゴールデンウィーク明けに設ける。

 JRタワーは現在2館の運営だが、これらに加え28年冬に高架下のパセオ跡に商業施設の開業が決まっている。エスタ跡も建て替えで商業施設が入ることになっており、人材確保などの基盤を強めながらそれらに備えていく。



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